【例文あり】コピペで使える企業への御礼メール
こんにちは!
採用コンサルタントとして企業の面接設計や、大学で就活講師として活動する”採用者たてがみ”です。
本記事では『企業への御礼メール』についてお話していきます。
みなさんの周りでは面接のたびに御礼メールを出している方もいらっしゃるかと思いますが、このような悩みを持ったことはありませんか?
・御礼メールって本当に必要なの?
・御礼メールはどのような文章で送ったら良いのかな?
ちなみに私は学生時代、一度も御礼メールを送ったことがありません…笑
ただ今思い返すと、送っていた方が良かったと思える場面が複数ありますね…!
そこで今回は御礼メールについて、採用する立場から解説します。
コピー&ペーストで使える御礼メール例文も記載したので、ぜひご活用ください!
御礼のメールは本当に必要なのか?
学生のみなさんからよく聞かれる質問ですが、人事目線で簡潔に答えると「必要ではないけど、送ってマイナスになることはない」です。
なぜなら人事としては、基本的に学生から選考の御礼メールが来るとは思っていないからです。
しかし、この話を逆に捉えると、御礼メールを送ってくれた学生はとても丁寧な方であるという評価につながります。
少し話は逸れますが、選考は絶対評価であり、相対評価です。
みなさん自身のポテンシャルで合否が出ますが、同じレベルで残り内定枠が限られている場合は、より加点が多い方に軍配が上がります(内定が出ます)。
つまり、「Aさんに比べて、Bさんは毎回メールを送ってくれるから、きっと志望度も高いはず。残り1枠の内定はBさんに出そう」という結論が出ることもあるのです。
みなさんがRナビやMナビからエントリーすると、企業のナビサイト管理画面ではみなさんの選考状況が一覧で確認できるリストが作成され、一人ずつのメモ欄が設けられます。企業によってはそこに「御礼メールをくれる方」というメモを入力しており、そのような情報は人事だけでなく面接官なども目を通すことが多々あるのです!
また、私もこれまで多くの営業マンと話してきましたが、だいたいお話や商談をした日の夕方には”今日はありがとうございました”といったニュアンスのメールを受け取ることが多いです。そのため『社会人としてのマナーが備わっている』という評価を付ける人事も実際にいらっしゃいます。
つまり、余裕があれば送るに越したことはないのです。
しかし、すべてにメールを送るのは大変ですので、私が人事として働くうえで送っておいた方が良いと思うパターンを下記に複数紹介しますね!
<御礼メールを送るべきタイミング>
- 少人数の説明会で、その企業への志望度が高い場合
- 志望度の高い企業の面接後
- 特別に組んでいただいた面談後や人事以外の社員面談後
いずれも共通しているのは”あなたのために時間を割いていただいた場合”です。
また、それぞれ送ることのメリットは下記に記載しましたので、そちらもぜひご確認ください。
送るべき御礼メール1
『少人数の説明会で、その企業への志望度が高い場合』
<御礼メールを送るメリット>
選考前から名前を覚えてもらい、高い志望度を伝えることができるため、選考のアドバイスなども受けやすい
数十名規模の大型説明会に比べて、10名以下の小規模説明会では、学生の顔と名前・その場で話したことなどを覚えておけるので、次回の面接を待たずして人物評価(コミュニケーション力)は判定できます。
そのような説明会の実施後には、一人ずつの所感(セミ評価)などをデータに残しておくこともあります。
説明会で担当者が2名以上いる場合は、1人が会社説明をして、もう1人が全員の聞く姿勢やコミュニケーションなどを見ているというケースもよくあります。また、評価するつもりがなくても「あの子は聞く姿勢とか雰囲気も良かったよね!」と人事の中で話題になるので、そういった評価は忘れません
そのため、説明会が終わった後に御礼のメールが送られれば、その評価を記載する際にも「御礼メールもくれた」というコメントを残す人事もいますし、場合によっては御礼メールの返信に「次回の面接は~な話が中心となりますので、ご準備をお願いしますね!」と次回選考のヒントをくれる人事もこれまでに見たことがあります。
特に説明会の次にあたる1次面接では、面接官として人事が関わることが多いため、ここで御礼メールを送っておくことは、意図せず1次面接の助けになる確率が高いのです。
送るべき御礼メール2
『志望度の高い企業の面接後』
<御礼メールを送るメリット>
面接で伝え損ねたことに対してセルフフォローできるほか、高い志望度を伝えることができる
面接後に御礼メールを送る効果的な理由として、まず伝え損ねたことを補足できるという点があります。
面接内で言えなかったという評価は変わりませんが、面接官が懸念とした項目が解消されれば、”お見送りにする理由がなくなる”ため、結果として次回の面接も受けさせてみようとも言えるのです。
そのため上手く説明できなかった質問に対する答えなどは、御礼のメールで補足してみましょう。
次に志望度のアピールができることも重要です。次回選考に呼ぶ(その面接を合格とする)基準項目として、志望度を設けている企業は多く、特に残り採用枠が少ない場合は重視する傾向にあります。
もちろん面接でしっかりと「第一志望です!」とアピールするかもしれませんが、その言葉を素直に信じている面接官は少ないので(期待しないようにしないとメンタルが保てませんので…笑)、御礼メールでの念押しは効果があります。
送るべき御礼メール3
『特別に組んでいただいた面談後や人事以外の社員面談後』
<御礼メールを送るメリット>
人事以外の方へのアピールもできるほか、高い志望度を伝えることができる
面談は選考とは関係なく、あなたのためだけに用意される機会にもなりますので、御礼をして然るべきものとして捉えていただければと思います。
また、現場の方などの名刺をいただき、そちらのアドレスに御礼メールすると「この学生は面談の雰囲気も良く、御礼メールもくれるほど丁寧だから、ぜひ一緒に働きたい」と言った声が現場社員から人事に寄せられて評価が上がることもあります。
実際に私も多くの企業と採用活動をする中で、最終面接の評価は微妙だったが、面談の際に一緒に働きたいといった現場の声が多かったため内定を出した…というケースを何度も見たことがあります
コピペで使える企業への御礼メールのテンプレート
さっそくですが、御礼メールのテンプレートを記載させていただきます↓
●件名
本日の御礼につきまして(〇〇大学 名前)
●本文
□□株式会社
△△様 or 新卒採用ご担当者様
お世話になっております。
〇〇大学の〇〇(名前)です。
表題の件について、連絡させていただきました。
さて、本日は誠にありがとうございました。
今回の面接(説明会・面談)を通して、
貴社で働くことの意欲がまた一段と上がりました。
<この部分に下記のカスタマイズを入れましょう *詳細は下記。消してもOK>
次回選考についても、
また皆様とお会いできるのを楽しみにしておりますので、
引き続き、よろしくお願いいたします。
or
選考結果についても、お待ちしておりますので、
引き続き、よろしくお願いいたします。
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〇〇大学〇〇学部
立神太郎
Tel:090-0000-0000
Mail:address@xxxuniv.ac.jp
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また、前項の「送るべき御礼メール」に合わせて、メールをカスタマイズできる素材も用意しております。
上記テンプレートの<この部分に下記のカスタマイズを入れましょう>の箇所にそのまま追記していただけますので、ぜひご活用ください↓
★御礼メールのカスタマイズ素材★
<説明会・面接・面談後の御礼メールで使える1文>
・聞き逃してしまって、質問したいことがある場合
「また、本日1点お聞きできずにいたことがあるため、お伺いしたいのですが、〇〇については、いかがでしょうか」
・面接や面談について、新たに生まれた疑問を質問したい場合
「また、本日のお話を受けて、1点お伺いしたいのですが、〇〇については、いかがでしょうか」
<面接後の御礼メールで使える1文>
・面接内で志望度を伝え損ねた場合
「また、本日の面接ではお伝えし損ねてしまったのですが、貴社が第一志望となっており~」
・上手く答えられなかった質問に対して挽回したい場合
「また、〇〇とご質問いただいた件で改めて考えてみたものの、△△と考えております。面接では緊張もあり抽象的なお返事になってしまったかと思われますので、面接官の方が懸念されているようであれば、お伝えいただけますと幸いです」
<面談後の御礼メールで使える1文>
・面談を実施していただいた方と御礼メールの送付先が違う場合
「特に現場社員の〇〇様には△△についてお話いただき、とても勉強になりました。〇〇様にも御礼をお伝えいただけますと幸いです」
*よくあるパターンとして、面談は現場社員が実施したものの、連絡先がわからず、御礼メールは人事に送るケースがあります
本記事のまとめ
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
本記事では、就活で使える御礼メールについてテンプレートを記載させていただきました。
改めてですが、御礼メールは必ず送らなければならないものではありませんが、送れば選考を有利にするケースも多いです。
そのため本記事で紹介したようなメール例文を参考にしていただき、あまり時間をかけずに実施しましょう!
また、御礼メール以外にも就活で必ず書くことになるメールのテンプレート集を下記の記事に記載しておりますので、ぜひご覧ください↓