【面接官が厳選】新卒の面接で面白いと高評価だった逆質問例

こんにちは！

採用コンサルタントとして企業の面接設計や、面接官として活動する”採用者たてがみ”です。

本記事では『面接官が面白いと思った逆質問例』についてお話していきます。

さて、面接の最後には「何か質問はありますか？」と必ずと言っても良いほど聞かれますよね。

ただ、このような思いを持ったことはありませんか？

面接の逆質問で意識すべき重要ポイント

まず、インパクトのある逆質問を考える前に、逆質問について重要なポイントを理解しましょう。

企業の意図や面接官の立場を把握していないと、印象の良い逆質問を考えることは難しいですからね。

こちらについては下記の記事に詳細を解説しておりますので、ぜひご覧ください↓

面白い逆質問もリスクがある

ここから面接官にインパクトのある質問を考えていくわけですが、あまりに奇をてらった（面白さを狙った）質問もリスクがあることを認識しましょう！

こちらについては、下記の通り解説していきます。

面白さを狙った質問は外れた時のリスクが大きい

過去に都内のとある大学で授業をした際に同じ話題になり、学生のみなさんにとって”面白い質問とはなにか”を聞いたところ、このような答えが返ってきました。

しかしながら、あなたが面接官だったら、これらの質問の中にあなたを採用するメリットは見えてくるでしょうか。

また「転職の話題が出たけど、転職してしまわないかな？」といった不安や、「面接項目を聞き返してきたけど、反骨精神が強いのかな」などのマイナスな印象も与えかねません。

逆質問もあくまで大切なアピールタイムです。面白さを狙って実りのない質問をすることは避けましょう！

愉快・楽しいではなく、興味深いと思わせることが大切

さて、上記を受けて注意していただきたいことは“面白い逆質問”とは愉快・楽しい（funny）ではないということです。

面接官が皆さんのことを「面白いことを考える学生だ」や「すごい興味深い思考力だ」と思えるような関心・興味深い（interesting）逆質問を用意することを心がけましょう。

そのためには企業研究や入社した後のことをしっかり考えて聞けるような準備が大切です。

「実に面白い…！」というセリフで有名な東野圭吾作のガリレオシリーズがありますが、私自身も面接で実に面白い…逆質問をたまに聞きます。その時にガリレオ（湯川先生）も面接官も「実に興味深い…！」と思っているはずです。

厳選！面接官が面白いと思った逆質問例５選

それでは面接官にとってインパクトのあった、おすすめの逆質問についてご紹介します。

ちなみにこちらは、これまで多くの人事の方とお仕事をしてきた中で聞いた”評価が高く印象的だった逆質問”をポイントと共にまとめてみましたので、ぜひご活用ください。

○○様の役職は選ばれた方しかなれないと思いますが、ご自身が今の役職につけた理由を教えていただきたいです

こちらは実際に執行役員の方から聞いた逆質問ですが、この質問からお互いのキャリア観の話で多いに盛り上がったそうです。

2次面接の部長クラスから聞いても良い質問です。

事業計画書では〇〇の売り上げが好調ですが、これからの資金投資はどの分野に行われるのでしょうか？

こちらは役員などが出てくる最終面接でオススメの質問です。

実際には1次面接で聞かれた人事が答えに困ったものの、ぜひ最終面接官と語り合いをさせたいというフィードバックで合格となりました。

企業のIR（投資家向けの情報開示 / 決算資料など）の見方については、こちらの記事をご覧ください。（coming soon…）

お客様からはどういったクレームが発生するのでしょうか。今後の学生生活でも気を付けていきたいと思います

こちらはBtoC企業の1次面接で聞かれた逆質問です。

評価に響くのではないかという懸念から、あまりマイナスな点を聞かないことの多い逆質問ですが、展開するビジネス的には必ずといっていいほどクレームは起こり得ます。

それを真摯に受け止めて防止しようという姿勢に高評価がつきました。

企業理念に共感したのですが、どのような背景から設定されたのですか？

こちらは特にベンチャー企業の面接で評価が高かった逆質問になります。

「企業理念に共感した」という志望動機は多く聞きますが、背景を聞いてくださる学生はほとんどいません。

その一方で「私は企業理念に共感したのですが、どういった理由でこのような理念になってのでしょうか。この理念をもとに日々の仕事で何を意識されていますか」と企業理念をご自身でしっかりと腹落ちさせた上で、日々の仕事に落とし込もうという姿はとても印象的だったそうです。

最近チーム運営やビジネスを進めるうえで、どのような課題感をお持ちですか？

こちらは現場のマネージャーが多く面接官を務める２次面接で評価が高かった逆質問になります。

面接で企業が抱えるマイナス面は聞きづらいだけでなく、マイナス思考なのかという評価も与えがちですが、このように課題感を探る質問であれば、これから共にビジネスを進めていく上で良好な関係性が築けそうという良いニュアンスの質問として受け止められます。

本記事のまとめ

最後まで読んでくださり、ありがとうございました！

本記事では『面接官が面白いと思った逆質問例』について、意識すべきポイントやリスクと共に解説させていただきました。

今回の逆質問例とベーシックな逆質問を組み合わせて、よりあなたらしさをアピールできる面接にしていきましょうね！

また、あなたらしさをアピールするための『自己紹介_自動作成ツール』をみなさんに無料配布しております。ぜひこちらの記事をご確認ください↓