【キーワード12選】明日から使える!効果的な自己PRの強み一覧
こんにちは!
採用コンサルタントとして企業の面接官代行や、大学で就活講師として活動する”採用者たてがみ”です。
本記事では『選考で効果的な自己PRの強み』についてお話していきます。
さて、面接や履歴書・エントリーシートで自己PRは漏れなく聞かれると思います。
ただ、このような悩みを持ったことはありませんか?
・強みがまったく思いつかない!
・ちゃんと評価される強みなのかな?
・他の学生はどんな強みでアピールしてるのだろう…
就活生が一番最初にぶつかる壁と言っても過言ではないですね!この悩みは毎年何度も相談を受けます
そこで今回では、明日から使える自己PRの“強み”について、面接を設計している立場から論理的に解説します。
本記事には「NGな自己PR例」のリンクも載せておりますので、ぜひご活用ください!
自己PRにおける”強み”について理解しましょう!
さて、「明日から使える強み」とタイトルを付けたものの、本来はこんなに簡単に自身の強みを見つけることは得策ではありません。
強みはしっかりと自分自身を振り返り、経験と照らし合わせて導き出すのが正しいです。
ただし、どのような”強みのキーワード”があるかわからないと、最初でつまずいていしまいますよね。そのため本記事ではベースとなる”強み”を例示しています!
また、”強み”と”長所”も似て非なるものです。
そこでまずは、明日から使える強みの一覧に進む前に、下記2点について解説していきます。
”強み”と”長所”は違うもの
”強み”も”長所”も同じでは?と思われる方も多いと思いますし、実際にそのように捉えている面接官も少なくありません。そのため明確に分かれているわけではないのです。
しかし、面接では自己PRを聞かれた後に長所を聞かれることもあります。
そこでまずはこの2つの質問の意図から確認していきましょう。
・自己PRにおける強み
=あなたが弊社で活かすことのできるアピールポイントを教えてください(業務で直接的に貢献できそうな企業としての採用メリット)
・長所
=あなたの性格面なども踏まえた全体像から、良い所を教えてください(人間性や会社として関わっていく上であなたの良いところ)
上記の通り自己PRは、ただあなたの良さを知りたいのではなく、これから”業務上で活かせる強み”を確認することで、採用するメリットがあるかを捉えています。
例えばあなたが強みとして”何でも売ることができるスキル”があったとしても、ITエンジニアや建築現場などでは、そうそう必要なスキルではありません。この場合はたしかに優秀なポイントだとしても、自己PRの強みにはならないのです。
つまり強みは企業がメリットを感じるように客観で捉えなければなりません。
一方で長所は直接業務に活かせるものでなくて良いので、主観で自分の良いところをアピールするとよいでしょう。
PRにならない”強み”もある
もうひとつの注意点として、 いくら採用メリットから考えてもPRにならない強みがあることを知っておきましょう。
例えばこのような強みがあげられます。
協調性 / コミュニケーション能力 / 積極性 / 諦めずにやりきる力 etc…
みなさんから見て違和感が無いものもあるかと思います。
それもそのはず。これらの強みは実際の履歴書や面接でも多用されており、かなり馴染みがあります。ただ一所懸命考えたのに、効果がないのは辛いですよね。
効果がない理由としては、業務上あってもらわないと困るものだから。言わば持っていて当然のスキルだからということです。
簡単な見極め方としては、その強みを否定語や対義語にしたときに、自分の同僚にいたら嫌だと思う社員像かで判断しましょう。
先ほどの強みを反対語にすると…
協調性がない / コミュニケーション能力がない / 消極的 / すぐに諦める
いかがでしょうか?
ただ、これらもアピールの仕方次第で有効な強みに変えることもできます。またこれ以外にも抽象的で良い印象を与えられない強みなどもありますので、ぜひこちらの記事もご覧ください↓
明日から使える!効果的な自己PRの強み12選
今回紹介する効果的な自己PRの強みについてですが、『社会人基礎力(12の能力要素)』より紹介していきます。
初めて名前を聞く方も多いと思いますし、なぜ社会人基礎力から?と思う方もいるはず。
そこでまずはこの『社会人基礎力(12の能力要素)』について説明をした上で、強みを紹介してきます。
そのまま強みとして使える『社会人基礎力(12の能力要素)』とは?
「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱しました。
経済産業省HPより https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/
上記の通り、経済および産業発展をつかさどる行政機関が、これからの組織に必要な個人のスキルについて制定した指標が社会人基礎力なのです。
そのため、実際の新人研修の教育テーマとして設けられるものが多く、知っていて絶対に損しない概念になります。
また採用面接における採点基準にしている企業もあり、実際の選考評価に影響する可能性があることもポイントです。
経済産業省HPより https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/
効果的な自己PRの強み12選
それではいよいよ効果的な自己PRの強み12選を紹介していきます。
また、12の能力要素も3つのカテゴリーに分けられており、それぞれ以下の通りの意図がありますので、ご確認ください。
前に踏み出す力(Action)系の強み
一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力。指示待ちにならず、一人称で物事を捉え、自ら行動できるようになることが求められている。
1.主体性
物事に進んで取り組む力
2.働きかけ力
他人に働きかけ巻き込む力
3.実行力
目的を設定し確実に行動する力
考え抜く力(Thinking)系の強み
疑問を持ち、考え抜く力。論理的に答えを出すこと以上に、自ら課題提起し、解決のためのシナリオを描く、自律的な思考力が求められている。
4.課題発見力
現状を分析し目的や課題を明らかにする力
5.計画力
課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
6.創造力
新しい価値を生み出す力
チームで働く力(Teamwork)系の強み
多様な人々とともに、目標に向けて協力する力。グループ内の協調性だけに留まらす、多様な人々との繋がりや協働を生み出す力が求められている。
7.発信力
自分の意見をわかりやすく伝える力
8.傾聴力
相手の意見を丁寧に聴く力
9.柔軟性
意見の違いや立場の違いを理解する力
10.情況把握力
自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
11.規律性
社会のルールや人との約束を守る力
12.ストレスコントロール力
ストレスの発生源に対応する力
本記事のまとめ
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
本記事では明日から使える12個の効果的な自己PRの強みを、経済産業省の社会人基礎力の観点から解説させていただきました。
今回の強みを参考にぜひ自身の経験からどのようなアピールが当てはまっているかを考えて、自己PRの制作を進めてくださいね!
また、簡単に自己PR文章が書ける『自己PR自動作成ツール』をみなさんに無料配布しております。ぜひこちらの記事をご確認ください↓